外構工事の計画 準備は万全?見落としがちな費用を解説
今年の小樽の冬は例年より雪の量が少なく、このまま気温が高い状態が続くと、春の雪解けも例年より早く進むことが予想されています。
「雪が解けたら外構工事をしよう」と考えている方も多いのではないでしょうか。
外構工事は計画段階がとても重要です。
どのようなデザインにするのか、予算をどう配分するのか、そして生活スタイルにどうマッチさせるのか、スムーズに工事を進めるには、事前にしっかりとした準備が必要です。
今回のブログでは、外構工事の計画を進める際に見落としがちな費用や、最近の物価高がどのように影響しているかをお伝えします。
雪解けが進むこの時期だからこそ、しっかりと計画を立てて理想の外構を実現しましょう!
見落としがちな外構工事の費用
外構工事を考え始めると、多くの方がまずインターネットで情報収集をされるのではないでしょうか。
「低コストで理想の外構を実現!」といった魅力的な情報や事例を見ると、「自分もこの金額でできるかもしれない」と期待してしまうかもしれません。
しかし、実際にはネット情報だけでは把握できない現実的な要素が多く、工事費用には大きな個人差が生じます。
・土地の形状による工事費用
外構工事の費用が大きく変わる要因の一つが、土地の形状です。
例えば、平坦な土地に比べて傾斜地や高低差のある敷地では、追加の土留め工事が必要になる場合があります。
土を削ったり盛ったりする工事で、必要に応じて擁壁を設置するなどの工程が加わるため、これらが費用を押し上げる要因となります。
お客様の想像以上に費用がかかる事が多い工事費用の一つです。
・重機が使えるかどうか
施工現場に重機が入れられるかどうかも、大きなコスト差につながります。
広い敷地やアクセスが良好な場所では、重機を使うことで作業効率が向上し、費用も抑えられることがあります。
しかし、住宅が密集している地域や、通路が狭く重機の搬入が困難な場合、人力作業に頼らざれるを得なくなります。
人力での掘削や整地作業は、工期が長くなるだけでなく、人件費が増加するため、予算への影響が避けられません。
・土工事費用
掘削作業などは、見落としがちな費用のひとつです。
土を掘って古い土を処分して、新しい土を入れる作業などです。掘り起こした土が意外と費用がかさむポイントです。
外構工事前の土の状態は、雑草だらけ、水はけが悪い、石が多いなど、悪条件の場合がほとんどです。掘削作業は、駐車場や玄関前のアプローチ、テラス部分など、エリアごとに掘削作業が必要になります。また、掘削した土はダンプで処理場に運び、有料で処分する事になります。
これらの作業は、完成後には目に見えない部分とな、具体的にイメージしづらい点です。
・商品の付帯費用
例えば、カーポートやフェンスの価格自体は手頃に見えることがありますが、設置に必要な基礎工事費や運搬費など、別途費用が含まれていない事があるので注意が必要です。
また、寒冷地では、凍結や寒さに耐えられる「寒冷地仕様」の素材を使用する必要があり、地域特有の条件に対応した外構は費用が異なる場合があります。
同じ「外構工事」といっても、一軒一軒の条件に合わせた作業が必要になるため、画一的な金額では語れないのです。
物価高と外構工事費用
ここ数年の物価高の影響や人件費の上昇が、外構工事の費用にも大きく影響を及ぼしています。
・商品・材料費
外構工事で使用される建材の価格は、この数年で大幅に上昇しています。
例えば、カーポートの柱やフェンスのパネル部分にはアルミや鉄が使用されていますが、これらの金属価格が国際的な需要の増加や供給不足の影響で高騰しています。
さらに、ウッドデッキのような天然木や合成木材も同様に価格が上がっています。また、コンクリートやセメントの価格も、燃料費や輸送費の影響を受けて値上がりしており、施工費用全体に影響を及ぼしています。
・人件費
外構工事を支える職人の確保が全国的に難しくなっている現状があります。
どの業界でも共通する課題として、人手不足が深刻化しており、外構業界も例外ではありません。
職人の確保が難しくなっていることで、工事のスケジュールや費用に影響を与えるケースも増えてきています。また、長引く職人不足の影響で、需要と供給のバランスが崩れていることも、価格高騰の一因となっています。
・運搬費
燃料価格の高騰や物流業界の人手不足、働き方改革によるトラックドライバーの時間外労働の制限などが要因です。
計画的な外構工事を目指して
外構工事を成功させるためには、次のポイントに注意しましょう。
・優先順位を決める
予算オーバーとなってしまった場合、まずは必要な部分から工事を進め、後から追加できる部分を計画することで、予算をコントロールできます。
例えば、駐車場やアプローチの整備を優先し、後からウッドデッキや目隠しフェンスを追加する方法もあります。
・プロに相談する
現地調査を依頼して、実際の費用をしっかり把握することが大切です。
土地の形状や状態、希望するデザインに応じた具体的なアドバイスを受けることで、無駄のない計画を立てることができます。
外構工事前は大切な住まいの一部を形作るものです。
外構工事の計画を進める中でお客様が想定しにくい費用が発生することがあります。
「思っていたよりも費用が高かった」という事態を避けるためにも、見落としがちな費用に気づくことは、予算オーバーを防ぐだけでなく、理想の仕上りを実現するための大切なポイントです。
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外構計画に関する記事は、他にもあります!ぜひご覧ください。↓
「新築外構工事依頼のタイミング」
「冬の暮らしを意識しよう 北海道の外構づくりのポイント」
「外構工事の打合せで大切なこと イメージの伝え方と予算の考え方」
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爽ガーデンは小樽市・札幌市手稲区・余市町を主な施工範囲としています。
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