COLUMN 外構会社コラム

砂利のメリットデメリット

【施工前に知っておきたいこと】

外構に砂利を使用するメリット・デメリット

外構を考えたとき、地面はどんな素材にしますか?
舗装にはさまざまな選択肢がありますが、その中でも「砂利」は比較的安価で、また機能性に優れた素材の一つです
ただ、コンクリートやアスファルト舗装より安くできるから。という理由だけで砂利にしよう。と考えていると、あとになって後悔することになるかもしれません。

砂利にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
これらをしっかり理解し、適材適所で使用することで、より効果的な外構デザインを実現することができます。

今回は、「メリットとデメリット」 そして、砂利を取り入れた外構デザインも具体例とともにご紹介します。


メリット

【施工費用を抑えられる】
何と言っても砂利はコストが安く抑えられるのが一番の魅力です。

庭や駐車スペースが土のままの状態だと、雨の日には泥でグチャグチャにぬかるんでしまったり、車にも泥がつき汚れてしまいます。
しかし、家の周り全てをコンクリートやアスファルト舗装、インターロッキングなどに施工するとなると、結構な値段がかかってしまいます。

その点、砂利を敷くと水はけが良くなり、広い面積をカバーする際にはコストを抑えることができます。

【排水性に優れる】
雨が降っても水が砂利の隙間から地中に浸透するため、排水性が良く、水たまりができません。

【雑草が生えるのを抑えられる】
雑草は少しの土と光があれば芽を出し、放っておくと知らないうちにどんどんと成長してしまいます。
防草シート+砂利を敷くことで、土のままよりも大幅に雑草対策が可能です。
ただ、雑草の生命力は凄まじいものがあります。いくら砂利を厚く敷いても生える時は生えます。
絶対に草取りをしたくない方は、コンクリートやアスファルト舗装にする事をおススメします。

【防犯効果】
砂利同士が踏まれて擦れる際、ジャリジャリと大きな音がするため、不審者に気が付きやすいです。

とくに家の裏手などは死角になりやすく、侵入経路として狙われる傾向にありますが、そのような場所に砂利を敷いておくと防犯対策に効果があります。


デメリット

【掃除しづらい】
落ち葉や花びらは、平らな地面であればホウキでサッと掃けるかもしれませんが、砂利の場合は、砂利の隙間に落ち葉が入ってしまいます。
そのため一つ一つを手で取ることになります。これが結構なストレスです。
そのため、落葉樹のシンボルツリーの近くでは砂利敷きはおススメできません。

【雑草が生えてくる】
防草シート+砂利を敷くため、これで雑草は生えてこないだろうと思いがちですが、実際には100%雑草が生えてこない。というわけではありません。
砂利から生えてくる雑草は、土から抜くよりも抜きやすいですが、手入れは大変です。
また、DIYで防草シートを使用する場合は安価な商品を使用すると雑草が生えてきますので、気をつけてください。

【歩きづらい】
砂利は歩きにくく、細いヒールで歩くと靴も傷付きます。また、自転車やベビーカーなどを動かす時には、砂利に車輪がとられ非常に動かしづらいです。特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭では注意が必要です。
せめて、玄関から道路に出るまでのアプローチ部分は砂利ではない方が良いでしょう。

【次第に少なくなる】
砂利は固定されていないため、歩いたり風に飛ばされたりして次第に少なくなります。
そうなると、下に敷いた防草シートが露出し雑草が生えやすくなります。
少しず~つ減っていくため、何年か後に「あれ?砂利が減ってる?」といつの間にか急に砂利が減ったように感じます。
写真の緑の部分は砂利が減って、下の防草シートが見えている状態です。


化粧砂利

化粧砂利は、通常の砂利に比べてデザイン性に優れた装飾用の砂利です。
庭や外構に個性や高級感を演出したい場合に選ばれることが多く、見た目を重視する方にとって魅力的な選択肢です。

化粧砂利のメリット

【高いデザイン性】
化粧砂利は、カラーバリエーションや形状が豊富で、庭や外構にアクセントを加えることができます。
モダンな雰囲気や、和風の上品な景観を作り出すことができ、庭全体の印象を大きく変えることが可能です。

化粧砂利のデメリット

【コストが高い】
装飾性の高い分、通常の砂利に比べて価格が高めです。特に広い面積に使用する場合、コストが大きくかかることがあり、予算に制約がある場合は慎重な選択が必要です。

【色の劣化】
化粧砂利は、時間が経つと色が薄くなる場合があります。太陽光や風雨による影響で、購入時の美しい色合いを保つことが難しいことがあります。また、雨などで汚れたり、コケが生えたりと汚れやすいといったデメリットがあります。


砂利は価格がリーズナブルなことから、気軽に取り入れやすいでのですが、数年後に後悔してしまう点がいくつかあります。
とくにメンテナンス面において時間を取られることが多いため、ストレスを感じてしまうかもしれません。

砂利や化粧砂利のメリット・デメリットを理解した上で、適材適所に使用することが、外構デザインをより機能的かつ美しく仕上げるポイントとなります。

例えば、裏庭のスペース全体をインターロッキングにするのではなく、一部をインターロッキング、一部に砂利を取り入れることで、それぞれの素材の特徴を上手く活用できコストも抑えることができます。



インターロッキングは、安定した地面になるためバーベキューテラスに使用することもできます。
一方、砂利のデメリットである歩きにくさや散乱のリスクを最小限に抑えつつ、コストや排水性といったメリットを活かすことができます。
デザイン的にもコントラストを作り、空間にメリハリを与えることができるので、全体のバランスを考慮しながら上手に素材を組み合わせることが大切です。


砂利や化粧砂利は、そのメリットとデメリットを理解した上で、適切に活用することで、外構のデザイン性と機能性を両立させることができます。
全面を同じ素材で統一するのではなく、インターロッキングや砂利など、異なる素材を組み合わせることで、コストを抑えつつ、排水性や歩行性といった実用面にも配慮した空間作りが可能です。

庭や駐車場などの外構は、日常生活に直結する大切なスペースです。素材の特徴を上手に活かし、あなたのライフスタイルに合った外構デザインを取り入れることで、快適で機能的な空間を作り出しましょう。

お庭に関するお問い合わせはこちらから。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
爽ガーデンは小樽市・札幌市手稲区・余市町を主な施工範囲としています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

CONTACT お問い合わせ

株式会社 水谷内建設工業 外観写真
〒047-0034 北海道小樽市緑2丁目27番6号
TEL 0134-32-6498 FAX 0134-23-2285
営業時間:午前9時00分~午後5時まで
定休日:土日・祝日
※ご予約があれば打ち合わせ可能です
Instagram Facebook
1974年創業の
地域密着型企業です
施⼯エリアは、⼩樽市、札幌市手稲区、余市町です。それ以外のエリアはお問合せください。