土留めブロックってどれを選べばいい?コンクリートブロック・CP型枠など、種類別の特徴を施工業者がやさしく解説
「土地に高低差があるけど、どんな土留めがいいの?」
「土留めブロックってどれを選べばいいの?」
土地に段差や傾斜がある場合、安全で長持ちする外構をつくるためには“土留め工事”が欠かせません。
この記事では、コンクリートブロック・CP型枠ブロック・簡易的ブロックなど、よく使われる土留めの種類とそれぞれの特徴、費用感、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
実際に弊社で施工した事例も交えてご紹介しますので、外構工事を検討中の方はぜひ参考にしてください。
土留めってなに?どんなときに必要?
「土留め(どどめ)」とは、土地の土が崩れたり流れたりするのを防ぐための構造物のことです。
主にブロックやコンクリートなどを使って、地盤の高さに段差がある場所で土を支える役割を果たします。
たとえば、家を建てる土地に高低差があると、雨が降ったときに高い位置の土が崩れて敷地内や道路側に流れ出してしまうことがあります。こうした事態を防ぐために、安定した構造で土を支える「土留め」が必要になります。
■土留めが必要になる主なケース
1. 高低差のある土地に家を建てるとき
住宅地では、隣地との境界や道路との間に30cm〜1m以上の段差があることもあります。そのままでは雨水などの影響で土が流れ出すリスクがあるため、土留め工事が必要です。
2. 敷地に傾斜があるとき
敷地の一部に傾斜がある場合、土を盛って平らに整地するために土留めを使うことがあります。
3. 既存の土留めが古くなっているとき
昔に作られた石積みやブロック積みが傾いたり、ひび割れてきた場合は、地震や大雨で崩れる危険も。
耐久性の高い土留めが検討されるケースもあります。

施工例:小樽市U様邸「土がお隣に流れていたのを土留めブロックで解決!」
■土留めをしないとどうなる?
・土砂が敷地外に流れ出る
・隣地や道路への土の侵入でトラブルに
こうしたリスクを防ぐためにも、土地の形状に合った土留めを計画することが大切です。
土留めは、目立つものではありませんが「見えない安全」を守る大事な要素です。
土留めの種類と特徴
土留めにはさまざまな種類がありますが、住宅の外構でよく使われるのは、構造強度を持つCP型枠ブロックや、見た目やコストにも配慮した簡易的な土留めブロック類です。
ここでは、代表的な土留めの種類を4つご紹介します。
■鉄筋コンクリート擁壁(RC擁壁)
施工例:小樽市M様邸「敷地の有効活用のためコンクリート土留め工事」
特徴:
鉄筋と型枠を組み、現場でコンクリートを打設して作る本格的な構造物です。高低差が大きく土圧がかかる場合や隣地のほうが高い場合はこの工法を選択するのがベストです。
メリット:
・高い強度と耐久性
デメリット:
・費用が最も高く、工期も長め
■CP型枠ブロック

コラム:CP型枠ブロックによる強固な土留めが完成
特徴:
中が空洞になった構造で、内部に鉄筋を入れてコンクリートを流し込むことで強度を高めるブロックです。
構造物としての安定性が高く、住宅の土留めでもよく使われるタイプのひとつです。
メリット:
・ある程度の高さのある土留めにも対応できる
・強度とコストのバランスが良い
・シンプルな見た目で、どんな住宅にもなじみやすい
デメリット:
・デザイン性がシンプル
活用シーンの一例
・高さのある敷地の土留め
■簡易的なブロック
●L型ブロック

●AB石垣土留めブロック

施工例:小樽市Y様邸「家族で楽しむことが一番のお庭の目的」
● キャッスルストーン土留めブロック

施工例:小樽市U様邸「土がお隣に流れていたのを土留めブロックで解決!」
特徴:
あらかじめ工場で製造されたコンクリートブロックを、現場に据え付けて使用します。
設置が比較的簡単で工期が短縮できます。
メリット:
・現場作業が少なく、短工期で施工可能
・比較的コストが抑えられる
デメリット:
・サイズに制限がある
・高さがある土留めには不向き
特徴:
割栗石は、岩石を砕いた100-200mm程度のもので岩石を人工的に割って作られた石材のことです。
構造的な強度には限りがありますが、高低差の少ない場所や法面(のりめん)に多く使われています。
水はけが良く、見た目も自然で雑草対策としても人気があります。
メリット:
・自然石ならではのナチュラルな風合い
・排水性が高く、雨水対策にも効果的
デメリット:
・高さのある土留めには不向き(あくまで“押さえ”程度)
活用シーンの一例
・高低差の少ない法面
・雨水が集まりやすい斜面部
土留め選びのポイント
-
土地の高低差や使う場所の条件
-
見た目(ナチュラル/モダン)や予算
-
必要な強度
ブロックによって対応できる高さや仕上がりの印象が変わるため、見た目だけで選ぶのではなく、土地の条件や用途に合わせて選ぶことが大切です。
土留め工事の費用の目安は?
土留め工事の費用は、使う材料の種類、高さ、施工面積、現場の条件などによって大きく変わります。
ここでは、代表的な土留めの種類を、費用感のイメージとあわせてご紹介します。
■鉄筋コンクリート擁壁(RC擁壁)
・現場で型枠を組み、鉄筋を組んでコンクリートを打設する本格的な構造体です
・強度・耐久性が非常に高く、高さのある造成地や大きな土圧がかかる場所に最適
・費用は土留めの中では最もコストがかかる部類です。
■CP型枠ブロック
・鉄筋とコンクリートを充填する中空構造のブロックで、強度とコストのバランスが良好
・RC擁壁よりは安価で、住宅の外構で使用頻度の高い土留め資材のひとつです。
・費用は中〜高め
■簡易的なブロック
・工場製品を据え付けるタイプで、比較的コンパクトな土留めに向いています
・シンプルな構造で施工期間が短く、費用も比較的おさえやすい
・費用は中くらい
■割栗石
・積み上げる簡易的な土留め。自然素材ならではの風合いで、雑草対策や法面処理にも有効
・重機が入る場所であれば、コストを抑えやすい
・費用は低め
よくある質問(FAQ)
Q1. 土留めって絶対に必要なんですか?
A. 土地に高低差がある場合や、水の流れ・土の流出が懸念される場合は必要です。
土が流れると隣地とのトラブルにもつながります。必要な場所には土留めを設けることをおすすめします。
Q2. ブロックを積むだけではだめですか?
A. 高さや土圧によっては「構造的な補強」が不可欠です。
特に高さがある土留めは、鉄筋・基礎などを伴う工事が求められます。安全のため、設計段階から専門業者に相談するのが安心です。
Q3. DIYで土留めはできますか?
A. 高低差の少ない小規模で簡易的なブロックなら可能な場合もありますが、基本的にはおすすめしません。
倒壊のリスクなど、安全面・耐久性を考えると、プロによる施工が確実です。
さらに知りたい方はこちらもチェック!
土留め工事に関わる内容や、外構全体の計画に役立つコラムを以下にまとめています。
ご自身の敷地にあった外構づくりのヒントとして、ぜひご覧ください。
■土留めについて
■敷地境界沿いに土留め擁壁を造る場合の4つのポイント
■土留め工事 お問合せ前に確認してほしいポイント
まとめ
外構づくりというと、カーポートやフェンス、アプローチなど目に見える部分に目が行きがちですが、
土留めはそうした外構の“土台”ともいえる大切な構造です。
特に、土地に高低差がある場合や、雨水の流れが気になる場所では、
きちんとした土留めがないと、土の流出や地盤の不安定化につながるリスクもあります。
■土留め選びで大切なこと
・「どれくらいの高さがあるか」
・「その場所をどのように使いたいか」
・「見た目やご予算」
これらをバランスよく考えることが、後悔のない外構づくりの第一歩です。
■施工事例もぜひ参考に!
「実際にどんなふうに仕上がるの?」「似た土地でどう工事したの?」という方は、
[施工事例ギャラリー] をご覧ください。写真とともに、使った材料や工夫したポイントも掲載しています。
“見えないけれど大切な場所”に、きちんと手をかけることで、住まいはより快適で安心な空間になります。
外構づくりの一歩として、ぜひ「土留め」のことも考えてみてくださいね。
お庭に関するお問い合わせはこちらから。
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爽ガーデンは小樽市・札幌市手稲区・余市町を主な範囲としています
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