COLUMN 外構会社コラム

土留め(どどめ)について


【土留めをしていない場合】
敷地に高低差がある場合、イラストのように斜めの法面(のりめん)をつくり芝を張っている物件が多く見られます。 敷地境界線までが自分の土地なのに、法面は斜めなので使えない土地。実際に使える土地は法面が終わった上の部分でとっても狭い。これは『もったいない』ですよね。

 


【土留めをした場合】
この『もったいない』を解消するのが土留め工事です。
イラストのように土留め工事を行えば、赤い矢印の分だけ土地が広くなります。これは実際に土留め工事をすると思ってるよりすっごく広くなるんです。
そのスペースがあれば・・・
バーベキュースペースを作って楽しめるんじゃないか・・・
物置を置けるんじゃないか・・・
なんて様々な構想がふくらんできます。

土留めをする理由には広くする以外にもこんなケースがあります。
「芝の法面のままでは雑草処理が大変で困ってる」
「大雨で法面の土砂が崩れてお隣に流れてしまってる」
これらのお悩みをスッキリ解決できるのが土留め工事です


一口に土留め工事と言っても、実はいろいろな種類があるんですよ。
大きく分けて次の4種類となります。
1.コンクリート打ち放し土留め擁壁
2.CP型枠ブロック積み
3.間知ブロック積み擁壁
4.簡易的な土留めブロック

 

1.コンクリート打ち放し土留め擁壁

コンクリート打ち放し擁壁は、鉄筋を組んでコンパネ材で型枠を作り、生コンリートを流し込んで作り上げるもので強度的に優れており、形状も自在に対応できます。
他の土留め工事と比較するとコストがかかりますが、高低差が大きく土圧がかかる場合や隣地のほうが高い場合はこの工法を選択するのがベストです。
見た目的にも「コンクリート打ち放しがカッコよくて好き!」という方は実際多いです。





 

2.CP型枠ブロック積み

CP型枠ブロック積み工は、一見普通のブロック塀のようですが強度が違います。
ブロックを積んでいき、このブロック自体が型枠の役割を果たすので、最後にブロック穴に生コンクリートを流し込んで完了です。コンクリート打ち放し土留め擁壁と比較すると工期が短縮できます。擁壁の高低差があまりなく、形状も単純な場合に適しています。

 

3.間知ブロック積み擁壁

間知(けんち)ブロック積み擁壁は仕上がりは垂直ではなく、少し斜めになります。
土留めをしたい場所が狭い場合に適していて、施工も比較的スピーディです。ブロックを一つ一つ並べていき、写真に見えるブロック間の穴に生コンクリートを流し込んでいくので強度的にも優れています。

 

4.簡易的な土留めブロック
下記の種類の土留めブロックは、前述の擁壁工のように生コンクリートで固めるという物ではありません。一つ一つのブロックを噛み合わせたり連結したりして設置していきます。
強度的に特別優れているというわけではないため、高低差が少なく土圧がかからない場所に使用します。 施工的には一番スピーディです。

●AB石垣土留めブロック

●キャッスルストーン土留めブロック

●L型土留めブロック

お客様の土地の高低差やご要望によって、上記の4種類の中でどの土留め工事が最適かを決めていきます。施工例ギャラリーからいろいろなケースをご参考ください。

今回は土留めの色々な種類をご紹介しました。

敷地境界沿いに土留め擁壁を造る場合の4つのポイント
擁壁を造る場合に注意しなければならない4つのポイントについてはこちらのコラムをどうぞ。
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